2023年5月9日火曜日

5月7日平安教会礼拝説教要旨(一木千鶴子牧師)

「いのちの小さな声を聴け」

マタイによる福音書6章25~34節

 生命絶滅のスピードはどんどん加速していて、2億年ぐらい前恐竜がいた時代は、1,000年の間に1種類の生物が絶滅したそうですが、2,3百年前になると4年で1種、100年前には1年で1種が絶命するというペースになったそうです。そして、1975年には1年間で1,000種、今では1年間に4万種以上の生物が絶滅しているそうです。人間が今のままの生活を続ければ、そう遠くない将来に地球上からほとんどすべての生物が消えてしまうかもしれないとも言われています。私たち人間は、自分たちの利益のために、小さな命の居場所を容赦なく奪ってきました。いのちの小さな声を聴けない世界は、人間の命をも粗末にする世界に違いありません。

 イエスさまは、「空の鳥を見よ」「野の花を見よ」と言われました。こんなに小さな命をも神は大事に養い、育ててくださる、ましてや神は、どんなにあなたを大事に思ってくださっていることか、そのことを信頼して、今日という日を精一杯生きよ、そう呼びかけておられます。

 あらためてこの聖書の箇所を読むと、イエスさまは、空の鳥や野の花の命は、はかない命だけれど、それらの小さな命は神が愛しておられる命であり、決して人間が自由にでき命ではないのだ、ということも言われているように思います。イエスさまは、今の私たちに問われているのではないでしょうか。人間の便利さや利益のために、それら小さな命を軽んじ、排除する私たちの生き方に、イエスさまは「それでいいのか」と問うておられるのではないでしょうか。

 空の鳥、野の花を見て、そのいのちの声を聴き、イエスさまの言葉を思い起こしたい。そしてイエスさまを通して明かにされた神の愛を思い起こしたい。その愛が、私たちに注がれていることを信頼する、そんな私たちでありたいと思います。そして、誰かの命を犠牲にするのではなく、隣人の命を心から尊敬し、共に生きる、そのような神の国と神の義を第一に祈り求める者でありたいと思います。そうして今日という日を感謝して精一杯生きる者でありたいと思います。私たちが平和の道、命の道を選びとることができますように。


0 件のコメント:

コメントを投稿

5月31日平安教会礼拝説教(小笠原純牧師)「天からの祝福を受けて」

 「天からの祝福を受けて」 聖書箇所 マルコ1:9-11。419/390 日時場所 2026年5月31日平安教会朝礼拝式・建物改修完成感謝礼拝        改装をされた礼拝堂で、こうして敬愛する方々と一緒に、神さまを賛美することができますことを、こころから感謝いたします。今日は...